#24 助動詞の文。can(~できる)
① He speaks Chinese.(彼は中国語を話す)
② He can speak chinese.(彼は中国語を話すことができる)
①の日本語は中国語を『話す』となっていますが、②の日本語は『話すことができる』となっています。英語の『~できる』という表現は動詞の前にcanを置きます。そしてかならず動詞は原形にします。上の例ではspeaks ⇒ can speakになっています。三人称のSは取り除いて必ず動詞の原形にします。
canには『~できる』という意味以外にも『~してもよい』という意味もあります。
例を見てみましょう。
① You can go home.(あなたは家に帰ってよい)
①は『あなたは家に帰ることができる』⇒『あなたは家に帰ってよい』という意味になります。
このように#20~#23で学んだ未来のwillや~できるのcanなど動詞の前に置いて、動詞を助けるような働きをするものを『助動詞』といいます。
助動詞は『話す』⇒『話すことができる』や『助ける』⇒『助けてくれるでしょう』といった具合に動詞の意味を広げてくれます。
ポイント
助動詞の後には必ず動詞の原形がくる。
#23 未来の疑問文その2。Will you~について。
#22の未来の疑問文ではwillを分の頭に置いて『~してくれるだろうか?』という意味の未来の文を勉強しました。
willを文の頭に持ってくる形の中で『will you~』だけは『~してくれるだろうか?』とは別の意味を持つことがあるので注意しましょう。
それは『~してくれませんか』と人にお願いする時に使います。例を見てみましょう。
◎Will you help me ?(手伝ってもらえませんか?)
◎Will you go to the supermarket for me?(スーパーマーケットに行きませんか?)
◎Will you open the window for me?(窓を開けてくれませんか?)
『~してくれるだろうか?』の未来の文と『~してくれませんか』という依頼の文の見分け方は文の内容で判断しますが、一つの目安として『私のために』という意味を持つmeやfor meが文の最後にきたら『~してくれませんか』と判断するのもいいでしょう。
#22 未来の疑問文。
① He will help us.(彼は私たちを助けてくれるでしょう)
② Will he help us ?(彼は私たちを助けてくれるだろうか?)
③ Yes he will.(はい、助けてくれるでしょう)
②は①の未来の文を疑問文にしたものです。未来の疑問文はwillを分の頭に持ってきます。He will⇒Will heにします。③は②の質問の答え方です。主語のheの後ろにwillを持ってきます。
be動詞の未来の疑問文も見てみましょう。
① He will be busy.(彼は忙しいだろう)
② Will he be busy ?(彼は忙しいだろうか?)
be動詞の未来の疑問文も一般動詞と同じルールです。willを文の頭に持ってきて
『will+主語+動詞の原形』にします。
#21 未来の否定文。
① He will visit Tokyo.(彼は東京を訪れるでしょう)
② He will not visit Tokyo.(彼は東京を訪れないでしょう)
③ He won't visit Tokyo.
②は①を否定文にしたものです。一般動詞の未来の否定文はwillの後ろにnotを置きます。
will not ⇒ won'tとよく短い言い方に変えられます。それが③です。
be動詞の未来の否定文も見てましょう。
① She will be busy.(彼女は忙しいでしょう)
② She will not be besy.(彼女は忙しくないでしょう)
②は①を否定文にしたものです。be動詞の未来の否定文も一般動詞の時と同じルールです。willの後ろにnotを置きます。
#20 未来の文。
『未来の文』とはこれから起こるであろうことを表す文です。
あの人はきっとくるよ。とかあの人は明日してくれるよ。とかなどの文のことです。
① He visited Tokyo.(彼は東京を訪れた)
② He will visit Tokyo.(彼は東京を訪れるでしょう)
②は①を未来の文にしたものです。英語の未来の文の作り方は動詞の前にwillを置きます。そして動詞を原形にします。この時、主語がHeやSheなどの三人称でも動詞にSをつけません。別の例で見てみましょう。
① She is 13 years old.(彼女は13歳です)
② She will be 13 years old.(彼女は13歳になります)
②は①を未来の文にしたものです。willを動詞の前に置いて、動詞を原形にします。
is ⇒ be になっています。is , am , are などのbe動詞の原形はbeです。
① He will visit Tokyo.
② He'll visit Tokyo.
①のHe will が②ではHe'll になっています。これは短縮形(たんしゅくけい)と言って言葉を略しているものです。
スターバックスのことをスタバ、マクドナルドのことをマックとかマクドっていいますよね。それと同じことです。
『主語+will』はよく略されます。例を見てみましょう。
◎I will ⇒ I'll
◎You will ⇒ You'll
◎We will ⇒ We'll
◎They will ⇒ They'll
つまりルールは『主語+’ll』です。
まとめ
未来の文を作るルールは『will+動詞の原形』。
be動詞(is,am,are)の原形はbe。
#19 ここまでのまとめ(三単現~進行形まで)。
ここまでのまとめ(三単現~進行形まで)
※①が基本文で、②の( )内が変化する部分です。
◎三単現のS
① I run fast.
②( he )( runs ) fast.
◎be動詞の過去形
① I am sad.
② I ( was ) sad.
be動詞の否定文
① He is a soccer player.
② He is ( not ) a soccer player. 【 isが過去形のwasでも同じ】
be動詞の疑問文
① He is docter.
② ( Is ) ( he ) docter ( ? )【 isが過去形のwasでも同じ】
◎一般動詞の過去形
① She help me.
② She ( helped ) me.
一般動詞の否定文
① I help him.
② I ( do ) ( not ) help him.【過去形の場合はdo⇒did。動詞は原形のまま】
一般動詞の疑問文
① You like cats.
② ( Do ) you like cats ( ? ) 【過去形の場合はdo⇒did。動詞は原形のまま】
◎進行形
① You walk the road.
② You ( are ) ( walking ) the road.【be動詞+動詞ing】
進行形の否定文
① She is studying.
② She is ( not ) studying.【be動詞の否定文の作り方と同じ】
進行形の疑問文
① She is studying.
② ( Is ) ( she ) studying ( ? ) 【be動詞の疑問文の作り方と同じ】
#18 進行形のingがつけれない動詞がある!?動作動詞と状態動詞の話。
英語の進行形はbe動詞+動詞ingと学びました。動詞の後ろにingをつけるのですが、ingをつけられない動詞があります。
進行形のingは『~している』という意味なので『体の動き』にしかingをつけられません。
『歩く』というのは人間の『体の動き』ですが、『好き』は『内面の動き』です。
つまり英語では『歩く』は『歩いている』という進行形にできますが、『好き』は『今、好きでいる最中』というふうにはできません。
walk(歩く)⇒ walking は〇
like(好き)⇒ likingは✖
です。
動詞には『動作動詞』と『状態動詞』の二種類あります。
walkは動作動詞で、likeは状態動詞です。動作動詞はingはつけれますが、状態動詞はingがつけられません。下が例です。
●動作動詞(体の動き)の例。ingはOk
walk(歩く)
eat(食べる)
run(走る)
cut (切る)
●状態動詞(内面の動き)の例。ingは✖
like(好き)
know(知っている)
feel(思う)
need(必要としている)