#31 単語を複数の形にする①
英語という言葉は例えば『ネコ』という単語があった場合、それが一匹なのか、二匹以上なのかをちゃんと相手に伝えないと気が済まない言葉なんです。
日本人は『ネコが好きです』と言われても、そのネコがどんなネコかは伝えられなくても気にはしません。
しかし英語のルールではそこをちゃんと相手に伝えなくてはいけません。
『私はネコが好きです』という文で考えてみましょう。
① I like cat.(私はネコが好きです)
①は英語としては✖です。『ネコ』が一匹のネコのことを言っているのか、それともネコ全般のことを言っているのかを英語の世界では伝えなくてはいけません。最悪の場合、猫の肉が好きだと勘違いされてしまいます。
② I like a cat.(私はネコが好きです)
②は英語としては〇です。a catのaは『1つ』という意味があります。つまり一匹のネコという意味になります。
③ I like cats.(私はネコが好きです)
③は英語としては〇です。catにsをつけると『ネコという種類の動物』という意味になります。
③のように名詞にSをつけて複数の形にすることを『複数形(ふくすうけい)』といいます。
英語では名詞が1つ(単数といいます)か2つ以上(複数といいます)かを伝えなくてはいけません。そして2つ以上の複数の時は『名詞+S』にします。いくつか例を見てましょう。
① I like dogs.(私は犬(という種類)が好きです)
② She has two sisters.(彼女は2人の姉妹がいます)
③ I want some apples.(私はいくつかのリンゴがほしい)
このように名詞の後ろにSをつけることで、英語では複数であることを伝えます。
今日はここまで。See you!!
#30 名詞について。
英語の『複数形(ふくうすけい)』の勉強に入る前に、『名詞』について勉強しましょう。
○○詞という言葉がたくさん出てくると正直イヤになりますが、頭の中である程度整理するとすごく楽になります。
もしどうしても抵抗がある方は、英語には日本語とは違ってこんな考え方があるんだなぁという感じでさっとながめてもらえばいいと思います。
『名詞』とは人や物、さまざま事の『名前』のことです。
世の中のすべてのものには『名前』がついています。
まず『名詞』は①『一般名詞』と②『固有名詞』に分かれます。
『人(ひと)』⇒は一般名詞で『田中さん』は『固有名詞』です。
『国(くに)』⇒は一般名詞で『日本』は『固有名詞』です。
『ジュース』⇒は一般名詞で『コーラ』は『固有名詞』です。
つまり『固有名詞』とは特定されてた具体的な名前のことです。
そして『固有名詞』以外を『一般名詞』といいます。
そしてここからが本題です。
『一般名詞』は①『可算名詞(かさんめいし)』と②『不可算名詞(ふかさんめいし)』に分かれます。
この可算名詞と不可算名詞が『複数形』を学ぶ上で大事になります。
①『可算名詞』とは数えられる名詞のことで、②『不可算名詞』とは数えられない名詞のことです。
ここで大事なのは日本人と英語を使う国の人とは数えられる、数えられないの感覚が違うというということです。なので完璧にやろうとせずにそういうものがあるんだという感覚で勉強してください。
『可算名詞』はpen(ぺん)やbook(本)やcar(車)など物のように1つ2つと数えられるもののことをいいます。
では『不可算名詞』はどうでしょう。数えることができない不可算名詞の代表的なものには次のようなものがあります。
① love(愛)
② luck(幸運)
③ water(水)
④ oil(油)
⑤ bread(パン)
⑥ cheese(チーズ)
まず①と②は日本人の感覚でも数えられないというのはわかると思います。愛や幸運は物のようには数えらえません。
そして③と④は少し日本人には難しいです。水や油は基本的に入れ物に入っていれば数えられそうなイメージがあります。しかしイギリス人やアメリカ人の感覚では数えられるものではないのです。
最後に⑤と⑥です。これが一番日本人には難しいイメージです。パンや砂糖は完全に数えられそうなイメージがあります。しかしこれも英語を使う国の人の間では不可算名詞です。
じゃあ不可算名詞を見分けるの?ということになりますが、ざっくりと不可算名詞を見分ける方法を紹介したいと思います。
①目に見えないもの
②液体
③切ったりできるもの
④一つにまとめられるもの
①~④に当てはまるものは基本的には不可算名詞です。
『愛』や『幸運』は目に見えないものです。
『水』や『油』は液体です。
『パン』や『チーズ』は切れるものです。
『郵便物』や『お金』は一つにまとめれるものです。
これは理屈で考えるものではなく、これが英語のルールなんだとなんとなく考えることが大事です。
日本語で言うところの『一匹』は『いっぴき』なのに『二匹』は『にひき』なんだ?
二匹はなんで『ひ』に〇がつかないんだ?と外国人に言われても困りますよね?
だってそういうもんなんだもん。と答えるしかありません。
これはもう『慣れ』しかありません。英語ってこういうものなんだと考えて、深く考えるのはやめましょう。
#29 助動詞の疑問文②。よく使うもの
助動詞の疑問文のなかで英語の会話でよく使うものを勉強しましょう。
① Will you open the door?(ドアを開けてくれませんか?)
willは未来の文を作る助動詞ですが、『will you ~』で始まる文の時、『~してくれませんか?』という意味になることがあります。
② Would you open the door ?(ドアを開けてくださいませんか?)
『Would you~』は①のwill youをていねいな言い方に変えたものです。日本語の敬語のようなものです。
③ Shall I open the door ?(ドアをあけましょうか?)
『Shall I~』は『~しましょうか?』という意味になります。
『will you ~』は人にお願いする時で、『Shall I ~ 』は自分が何かをしようとしている時に使います。
④ Shall we dance ?(いっしょに踊りませんか?)
『Shall we~』は『いっしょに~しませんか?』という意味になります。
⑤ I would like to play tennis.(私はテニスがしたい)
『would like to~』は『~したい』という意味になります。toの後ろは動詞の原形になります。
⑥ Would you like some coffee ?(コーヒーはいかがですか?)
『would you like~』は『~はいかがですか?』という意味の決まり文句です。
#28 助動詞の疑問の文①。基本
① You can play the violin.(あなたはバイオリンをひくことができる)
② Can you play the violin ? (あなたはバイオリンをひくことができますか?)
③ Yes,she can.(はいできます)
②は①を疑問文にしたものです。①のYou can ⇒ ②のCan youになっています。助動詞の疑問文は助動詞を文の頭に持ってきます。この場合canを頭に持ってきます。
つまり『助動詞+主語+動詞の原形』という形にします。③は質問にたいしての答え方です。文の最後にcanをつけて答えます。他の例を見てみましょう。
◎ Can he help me ?(彼は私を手伝うことができますか?)
◎ Can you read the book ?(あなたはその本を読むことができますか?)
#27 助動詞の否定の文。
① He can speak English.(彼は英語を話すことができる)
② He can not speak English.(彼は英語を話すことができない)
③ He can't speak English.
②は①を否定文にしたものです。①のcan⇒②can notになっています。助動詞の文を否定文にするときは助動詞の後ろにnotを置きます。
③は②のcan not ⇒ can'tになっています。can'tはcan notを略したものです。
まとめ
助動詞の否定文は『助動詞+not+動詞の原形』になる。can以外のwillやmayなども同じ。
#26 助動詞mustとshouldの文。
① He can speak English.(彼は英語を話すことができる)
② He must speak English.(彼は英語を話さなければならない)
②は①を『~しなければならない』という表現にしたものです。『~しなければならない』という表現にするには動詞の前にmustを置きます。そして動詞を原形にします。他の例も見てみましょう。
◎ I must go now.(私はもう行かなくてはいけない)
◎ You must play basketball.(あなたはバスケットボールをしなくてはならない)
mustには『~しなければならない』という意味以外に『~にちがいない』という意味もあります。
① He is angry.(彼は怒っている)
② He must be angry.(彼は怒っているにちがいない)
②は①を『~にちがいない』という表現にしたものです。この表現も『must+動詞の原形』という順番のルールは変わりません。
次に助動詞のshouldについて見てみましょう。
① She helps me.(彼女は私を助けてくれます)
② She should help me.(彼女は私を助けるべきです)
②は①を『~すべきである』という文にしたものです。shouldは『~すべきである』、『~したほうがよい』という意味の助動詞です。shouldも他の助動詞と同じで動詞の前に置いて、動詞を原形にします。他の例も見てみましょう。
◎You should read the book.(あなたはその本を読んだ方がいい)
◎He should play baseball.(彼は野球をするべきだ)
#25 助動詞may。
① It rain tomorrow.(明日は雨がふる)
② It may rain tomorrow.(明日は雨がふるかもしれない)
②は①を『かもしれない』という表現に変えたものです。『かもしれない』という表現にするには動詞の前にmayを置きます。そして動詞を原形にします。rainは雨が降るという動詞です。mayを使った他の例も見てみましょう。
◎ I may go to the park.(私は公園に行くかもしれない)
◎ She may be wrong.(彼女は間違っているかもしれない)[beはbe動詞の原形です]
mayにはcanと同じ『~してもよい』という意味もあります。
① You can go home.(あなたは家に帰ってよい)
② You may go home.(あなたは家に帰ってよい)
①と②はcanとmayの違いだけで意味は同じです。注意したいのは意味は同じですが、使い方が少し変わります。
①のcanは立場が同じような人に使うのに対して、②のmayは立場が上の人が使うイメージです。
canはクラスメートに家に帰っていいよと言っているイメージです。mayは先生が生徒に家に帰っていいよと言っているイメージです。